松村 義正

MATSUMURA, Yoshimasa

専門分野は海洋物理学・地球流体力学・数値流体力学・High Performance Computing.

大循環モデルでは解像されないような海洋の微小スケールプロセスを高解像度の非静力学海洋モデルでシミュレートし、その実態を解明することを目的に研究を行っています。
またそれらの知見を基に、微小スケールプロセスの影響をパラメタリゼーション等の手段で大循環モデルへ反映させることも目指しています。
このような研究を可能とする、高速かつ高精度な数値モデルの開発も行っています(こっちがメイン?)。


現在の研究対象である南極底層水(Antarctic Bottom Water, 通称AABW)は数千年スケールで全球海洋を巡る海洋大循環を駆動する要因であり、 地球の気候形成にも大きな影響力を持っています。
しかし直接観測が困難なことから未だその詳細な実態は把握されておらず、また大循環モデルを用いた気候変動予測実験においてもその再現性はあまり良くないという問題を抱えています。
一方近年の著しい計算機能力の向上と数値的アルゴリズムの改良により、できるだけ近似を行わない方程式系を用いた高解像度数値モデルを用いてAABW形成に関連する様々なスケールの物理過程を逐一シミュレートする道が開けてきました。
またモデルを駆動するための海面での境界条件として衛星観測から精度の高いデータの入手が可能となり、現場観測によってモデルを検証するための流速・水塊特性データも得られつつあります。
そこでこれら最新の観測データを基に、AABW形成に関連する様々な微小スケールプロセスを陽に解像する高解像度数値シミュレーションを行い、その実態を定量的に明らかにすることが当面の課題です。


これまでの経歴

研究業績、著作リスト

研究関連ものおき



連絡先: ymatsu(at)lowtem.hokudai.ac.jp